コードを写経するときの注意点!
はじめに
こんにちは!
「プログラミングを学習するときに、お手本を真似してタイピングしていますか?」
TECH CAMPのカリキュラムではコードの例が多く登場します。
一部の例には「コピーしてください」と書かれていますが、基本的には自分で打ち込むことを想定しているようです。
さて、今回は私が知る限りの
コードを写経(真似)するときの注意点をご紹介します!
写経をするときの注意点
1.上から下に順番に書かない
1つ目から「何をいっているんだ」と思われたかもしれません。
言いかえると、「階層が親の部分から順番に書く」
ということです。
このように写経することで、大きな構造から小さな構造まで順番に理解していくことができます。
2.コメントに自分の解釈を書き込む
日本語で説明を記入してコメントアウトすることで、コメントを追加できます。
コメントはどんなときに役立つでしょうか?
- 見返したときに、どのような内容かわかりやすい
- 「あえて〜した」場合、その意図を伝えられる
- コメントに書いてある語句を手がかりに検索して見つけられる
「他にこんなときに役立つよ!」というコメントお待ちしてます。
3.むやみに写経しない
写経すると、「ただ読むだけ」の数倍の時間と労力がかかります。
「プログラミング学習 写経」で検索してみました。
すると、写経を肯定する人と否定する人にはっきりと分かれていました。
では、どういうときなら写経しても写経否定派の人に怒られないのでしょうか?
写経する前に考えること
1. 「目的」を考える
どのような能力を習得するために写経するのか
という「目的」を具体的に(根拠も考えて)整理をします。
目的の例:1ヶ月後のテストで文法についての選択問題を確実に正解する
2. 「目標」を考える
その能力は「何を解決できる」レベルまで高める必要があるか
という「目標」を具体的に(根拠も考えて)整理をします。
目標の例:テストの出題範囲に含まれる「文法についての予想問題」を全問正解できる
3. 目標達成のために使う「道具」の「機能」を考える
その「機能」を持った「道具」を使うことが目標達成のために一番適しているか
を判断するために、「道具」の「機能」を考えます。
*道具の例:写経という道具の機能は「見本がなくてもプログラムを書くことができる知識と技術を習得する」こと
おわりに
長くなりましたが、まとめると
「写経して学習することが最も効率がいい場合は、最低限だけ写経するのがいい」
というふうに考えます。
写経じゃないですが、
『念の過ぐるは無念』とは良く言ったものです。